猫のお尻歩きは肛門腺のサイン? 動物病院で肛門絞りをしてもらった記録と費用


猫が床にお尻をこすりつけて、ずるずると歩く。 いわゆる「お尻歩き」が増えて、心配になっている方もいると思います。

うちのルチも、カーペットの上で同じ動きをくり返していました。 調べてみると、どうやら肛門腺が溜まっているらしい。 正確には、肛門腺という袋に分泌液が溜まった状態を指すようです。 そこで動物病院で肛門絞りをお願いしたところ、実際にかなり溜まっていたそうです。

この記事は、専門家ではない飼い主が、病院で肛門絞りをしてもらったときの記録です。 医師から聞いた話と、処置のあと数日の猫の様子も、そのまま書いていきます。

結論:お尻歩きが増えたら病院にお願いする方針にした

先に、やってみて分かったことを4つ挙げます。

  1. きっかけは、カーペットでのお尻歩きと、甘えてきたときの独特な匂い
  2. 病院の絞り方は、外から押す方法ではなく、直腸に指を入れる方法だった
  3. 内側からのほうが確実で、力も少なくて済むので猫の負担は小さいとのこと
  4. 絞ってもらってから3か月、お尻歩きは週に1回あるかどうかまで減った

ただし、処置のストレスなのか、そのあと2〜3日は下痢気味になりました。 そのため、決まった間隔で通うのではなく、お尻歩きが増えたらお願いする方針にしています。

きっかけ:カーペットでのお尻歩きと、膝の上の匂い

最初に気づいたのは、お尻歩きの頻度でした。

カーペットの上で、お尻を床につけたまま前足で進む。 多い日は1日に数回、少なくとも2日に1回は見るようになりました。 時間帯は不定期で、決まった場面というわけでもありません。

もうひとつの手がかりが、匂いです。 膝に乗ってきたとき、便とは違う独特な匂いがしました。

ネットで調べたところ、肛門腺が溜まっているのではないかと見当がつきました。 ちょうど初めての通院を控えていたので、ついでに肛門絞りもお願いすることに。

この通院で聞いた他の話は、猫を初めて動物病院へをご覧ください。

溜まる理由:分泌液はふだん、尿や便と一緒に出る

肛門腺について、医師からはこんな説明を聞きました。

  • 分泌液は、ふだんは尿や便と一緒に排出される
  • ただ、うまく出し切れずに溜まってしまう子がいる
  • 匂いは、甘えているときにも出ることがある

ルチがなぜ溜まりやすいのか、はっきりした理由までは聞いていません。 「そういう子もいる」という話でした。

膝の上でにおったのも、甘えていたからかもしれません。 匂いだけでは判断がつかないため、うちはお尻歩きの頻度のほうを目安にしています。

病院の絞り方:外からではなく、直腸に指を入れる

自宅での肛門絞りを紹介しているネット記事では、たいてい外から押し出す方法が書かれています。 肛門の斜め下あたりを、指でつまむように押すやり方です。

ところが病院では、直腸に指を入れて絞る方法しかやらないと言われました。 気になったので、理由を聞いてみました。

医師の答えはこうです。

  • 外側からより、内側からのほうが確実に出し切れる
  • 内側からのほうが、加える力も少なくて済む
  • 結果として、猫の体への負担は小さい

筆者は外から押す方法を試していないので、どちらがどれだけ出せるかは比べられません。 ただ、病院が内側からしかやらない理由としては納得しました。

処置中の様子:10秒ほどでも、かなり鳴いた

処置自体はあっという間でした。 病院のスタッフ2人がかりで、1人が体を押さえ、もう1人が絞る。 かかった時間は10秒程度だったと思います。

ただ、ルチはかなり鳴きました。 肛門腺は左右に1つずつあるので、指を入れるのは2回。さすがに嫌だったようです。

費用は、診察料とは別に1,000円程度でした。 病院によって違うはずなので、あくまで目安として書いておきます。

処置のあと:2〜3日は下痢気味になった

帰宅したあと、ルチはおなかを壊しました。 下痢気味の状態が2〜3日ほど続いたものの、自然に落ち着いています。 ごはんを変えるなど、特別な対処はしていません。

原因がストレスだと確かめたわけではありません。 それでも、お尻に指を入れられる負担を考えると、頻繁にやるのは可哀想だと思いました。

その後3か月:お尻歩きは週1回あるかどうか

絞ってもらってから、3か月ほど経ちました。 お尻歩きの頻度は、体感で週に1回あるかどうかまで減っています。

毎日のように見ていたころと比べると、はっきりした変化です。 溜まっていたものが出て、実際に楽になったのだと思います。

なお、もう1匹のヴィーはお尻歩きをまったくしないため、今回は肛門腺を診てもらっていません。 うちは、症状が出ている子だけお願いする形で足りました。

今後の方針:定期的にではなく、気になったときに

医師からは、通院の周期を指定されませんでした。 「またお尻歩きが頻繁に見られるようになったら、そのときに」という方針です。

うちも、それに従うつもりです。 下痢になったことを考えると、決まった間隔で予防的に絞るほうが負担は大きい気がします。

自宅で絞ることも考えましたが、いまのところやっていません。 病院が内側からしかやらないと聞いたあとでは、外から押す方法で出し切れているのか、素人には判断がつかないと思ったためです。

まとめ:やってみて分かったこと

  • お尻歩きが増えたことと独特な匂いが、肛門腺が溜まっているサインだった
  • 病院の絞り方は、直腸に指を入れる方法だった
  • 内側からのほうが確実で、力も少なくて済むと聞いた
  • 処置は10秒ほどだったが、鳴き声はかなり大きかった
  • そのあと2〜3日、下痢気味になった
  • 定期的にではなく、お尻歩きが増えたらお願いする方針にした

猫のお尻歩きが増えたら、一度病院で診てもらうと安心だと思います。 うちの場合は、それだけで頻度がはっきり減りました。