猫の歯磨き やり方は? ガーゼで磨けるまで2か月かかった記録と3か月後の健診結果
本記事は広告(PR)を含みます。実際に購入して使っている正直な記録です。
猫の歯磨きは、ハードルの高いケアだと思います。 「口に指を入れさせてくれるわけがない」と、最初から諦めている方もいるのではないでしょうか。
うちもそうでした。 動物病院で歯磨きを勧められてから、実際にガーゼで磨けるようになるまで2か月かかりました。 しかも、止まっていた原因は猫ではなく筆者のほうにありました。
この記事は、専門家ではない飼い主が、2匹の猫に歯磨きを習慣づけるまでの試行錯誤と、3か月後の健診結果を記録したものです。
結論:止まっていた原因は「猫のタイミングを待ちすぎたこと」
先に、やってみて分かったことを3つ挙げます。
- 口周りに触る→指で歯に触る、まではすぐできた
- ガーゼに進むときは、猫のタイミングを待たずに思い切るしかなかった
- ガーゼで磨き始めて1か月で、歯肉炎のあった子は歯石ごときれいになくなった
ただし、もう1匹は逆に軽い歯肉炎が出ました。 そこも含めて、そのまま書いていきます。
きっかけ:初めての健診で歯磨きを勧められた
歯磨きを始めたきっかけは、初めての健診です。 歯石や歯肉炎の状態を診てもらったところ、こう言われました。
- ルチ … 歯石が少しあり、歯肉炎はなし
- ヴィー … 歯石が少しあり、歯肉炎も少しあり
そこで、歯磨きに挑戦しつつ、念のため3か月後に歯肉炎が進んでいないかを診る、という方針になりました。
このときの通院で聞いた話は、猫を初めて動物病院へをご覧ください。
歯磨きの手順:4つのステップで慣らしていく
やり方はネットで調べました。 どのサイトでも、だいたいこの流れです。
- 口周りに触られるのに慣れさせる
- 犬歯など、触りやすいところから指で触る
- 触れるようになったら奥歯にも挑戦
- 指で奥歯まで触れるようになったら、ガーゼを指に巻いて磨く
うちの場合、1から3までは早かった一方、4で完全に止まりました。
ステップ1・2:唇をなでるところから
うちの子たちは、もともと口周りを触られるのを嫌がりません。 そのため1と2はすぐにできました。
やっていたのは、あごや頬をなでるときに、ついでに唇もなでること。 これを続けると慣れてくれると思います。
ステップ3:犬歯から滑らせて奥歯へ
3も、触れそうなタイミングでなら指で触れるようになりました。
いきなり奥歯を狙うとうまくいきません。 犬歯を触ってから、そのまま滑らせるように指を奥へ動かすと入りやすかったです。
ステップ4:ガーゼの前で2か月止まった
問題は4でした。
指で触るのは「いま触れそうだな」というタイミングですぐにできます。 ところが、そのタイミングでガーゼが近くにあることはめったにありません。 結果、いつまでもガーゼに踏み出せずにいました。
とはいえ、いつまでもタイミングを見計らっているわけにもいきません。 最終的には、思い切ってガーゼで触ってみることにしました。
歯磨きをしたほうがいいと言われてから、初めてガーゼで磨けるまで2か月。 猫のタイミングに合わせようとしすぎたのが、長引いた原因だと思っています。
ガーゼで磨くときにやっていること
実際に磨くときは、こうしています。
- ガーゼは少し濡らしている。乾いたままだと摩擦が大きく、歯茎が傷つきやすいそうです
- さらに歯磨きジェルを足して、摩擦を減らしている
- ガーゼは網目の粗い医療用を選んだ。歯垢をキャッチしやすいとのこと
- 人差し指にガーゼを巻き、薬指と小指であごをなでながら磨いている
- 顔が逃げてしまうので、反対側の手でもなでながら固定している
- 1回につき3往復くらい
どうしてもガーゼで触られるのは嫌がります。 2匹とも顔を背けようとしますが、噛んだりはしないので助かりました。
嫌がるのは分かったうえで、もう爪切りと同じだと割り切って、多少嫌がっても磨くことにしています。
ガーゼ
使っているのは「アメジスト ガーゼ 10m (1反)」という医療用のガーゼです。 反で売られているので、指に1.5周巻けるくらいの大きさに切って使っています。
切ったものを何枚か先に用意しておくと、だいぶ楽になりました。 ガーゼが手元になくて踏み出せなかった時期が長かったので、これが一番効いた変化だったと思います。
歯磨きジェル
ジェルは「ペットキッス 歯みがきジェル チキン風味」。 味が付いているぶん、ガーゼそのものへの抵抗は少し減っているのではないかと思います。
磨いたあとのおやつ
歯磨きを完全に嫌なこととは思ってほしくないので、磨いたあとにはおやつをあげています。
うちで好評なのが「銀のスプーン お魚味クリーム どーにゃつ」です。 買っているのは、まぐろ&かつお味の2種アソート。
良かったのは、磨き終わったらさっと1粒あげられるところ。 ドライタイプなので手も汚れず、皿に出したり量をはかったりする手間もありません。 歯磨きのあとすぐに渡せるので、「嫌なことのあとに良いことがある」と結びつけてくれたらと思っています。
頻度:3〜4日に1度から、2日に1度へ
最初は3〜4日に1度の頻度から始めました。 いまは2日に1度以上は磨けています。
今後は毎日磨けるようにしていきたいと思います。
3か月後の健診:ヴィーは「言うことは何もない」
ガーゼで磨けるようになって1か月ほどで、3か月後の健診の時期になりました。 歯の調子を診てもらいに動物病院へ。
結果は2匹で分かれました。
| 初めての健診 | 3か月後の健診(歯磨き1か月) | |
|---|---|---|
| ルチ | 歯石が少しあり/歯肉炎なし | 歯石が少しあり/ごく軽度の歯肉炎あり(経過観察) |
| ヴィー | 歯石が少しあり/歯肉炎も少しあり | 歯石なし/歯肉炎なし |
驚いたのはヴィーのほうです。 もともと歯肉炎があったのに、歯石ごときれいになくなっていました。
医師にも驚かれて、「歯磨き以外に何かしているんですか」と聞かれたほど。 最後には「もう医師として言うことは何もないです。このまま継続してください」と言われました。
聞かれたので、歯磨きおやつと振りかけも使っていることを伝えました。 どちらも、猫を初めて動物病院へで紹介したものと同じです。
ただし、この2つはあくまで補助です。 最初の通院で「歯磨きと比べると効果は100分の1程度」と言われているので、効いたのは歯磨きのほうだと思っています。
ルチに歯肉炎が出た理由(筆者の推測)
一方、ルチは少し歯肉炎が見られるようになってしまいました。 ごく軽度ということで、いまのところ経過観察です。
原因は、家に帰ってから考えて思い当たったことがあります。 病院では話していないので、あくまで筆者の推測になりますが、次の2つだと考えています。
- ウェットフードを増やしたこと。ルチはもともとドライフードをほぼ丸のみするタイプで、歯垢がつきにくかったのだと思います。そこへ、水分の摂取量を増やすためにウェットフードを多めにしたので、歯垢がつきやすくなったのではないかと考えています
- 歯磨きのときに口を開けてしまうこと。口が開くと、外側の歯にあまりちゃんと触れられていません
ウェットフードを増やした経緯は、猫が総合栄養食のウェットフードを食べない?をご覧ください。 飲水量そのものの話は、猫に水を飲ませる方法は?をご覧ください。
水分を増やすこと自体は続けたいので、変えるのは磨き方のほうだと思っています。 口が開いてしまうときも、外側の歯にガーゼが当たるように気をつけていくつもりです。
次回の通院:ヴィーは半年後、ルチは3か月後
健診の結果、ヴィーは現状維持で半年後、ルチは歯磨きの方法を見直して3か月後に再受診することになりました。
最初に動物病院へ行ってから、なかなかの頻度で通うようになりました。 とはいえ、歯のトラブルは猫に多いとのこと。 改善できるように続けていきたいと思います。
まとめ:やってみて分かったこと
- 口周りをなでる→指で歯に触る、までは思ったより早く進んだ
- 止まったのはガーゼの手前。猫のタイミングを待ちすぎて2か月かかった
- 切ったガーゼを何枚か常備してから、磨ける回数が増えた
- ガーゼは濡らしてジェルを足すと、摩擦が減って磨きやすかった
- 嫌がってもやると決めてから1か月で、歯石も歯肉炎もなくなった子がいた
- ごはんを変えると歯垢のつき方も変わるようで、磨き方の見直しが必要になった
歯磨きができるかどうかは猫の性格にもよると思いますが、うちの2匹は「嫌がるけれど噛まない」くらいには受け入れてくれました。 同じところで止まっている方の参考になれば嬉しいです。